Maman et Fille(マモン・エ・フィーユ)

神戸市中央区 Maman et Fille(マモン・エ・フィーユ)

阪急御影から歩いて約7分の閑静な住宅街の一角に、2017年7月にオープンした焼菓子専門店です。白が基調の明るい店内は、床の模様や天井のコンクリート、丸い照明など、モダンで洒落た内装。店奥の工房で丹念に作られる、約35種類の存在感が光る焼菓子がズラリと並んでいます。

ヒストリー

お菓子作りが得意なお母さまと一緒に、愛情のこもったおやつを作って食べてきた松下さん。フランスの「ル・コルドン・ブルー本校」で製菓を学び、パティシエの青木定治氏に師事するなど、仏菓子の本場に13年間滞在し、腕と感性を磨きました。帰国後、縁があって京都の知人の店を間借りし、日曜の昼限定で焼菓子店を約7年間オープン。お母さまと同様に、大好きな人に焼菓子を食べてもらうのが目的でしたが、そのクオリティの高さが評判を呼び、御影に専門店を開きました。

商品紹介

「大人のおやつ」をコンセプトに、母のレシピを母娘の二人三脚で改良。手作りの温もりを大切にしながら、仏菓子の洗練さにもこだわっています。トルコ産のイチヂクなど、名産地の本物の素材を吟味し、発酵バターを焦がして上澄みだけを使用など、仏菓子の高い技術と贅沢な手法で、ワンランク上のラグジュアリーな味わいを実現。舌の肥えたグルメな神戸の大人たちを唸らせています。お酒のお共にもぜひ。

  • 熟成フルーツケーキ ¥2,646(税込み)

    松下さんはサクランボのブランデーで、お母さまはラム酒で、それぞれ継ぎ足しながら数十年漬け込んでいるフルーツ漬けを加え、しっとり焼き上げた看板ケーキ。白イチヂクやレーズンなど数種類のフルーツ漬けと発酵バターの上澄みが醸し出す、贅沢な風味がたまりません。1週間、1か月、2か月と時間を置くことで、味わいの深みも楽しめます。

  • フロランタンショコラ ¥378(税込み)

    フランスの老舗チョコレートメーカーであるヴァローナ社のカカオをたっぷり加え、後からふわっとチョコレートの濃厚さが口いっぱいに漂います。クッキー生地の上には、ヴァローナ社のカカオニブほかアーモンドスライスをキャラメリゼしてたっぷりとオン。カリカリの食感にもハマるはず。カカオニブのほろ苦さで甘さを抑えています。

  • ブランデーケーキ カット ¥378(税込み)

    ジュワッと滴りそうなほど、自家製のブランデーシロップが染み込んだ、芳醇さが際立つ大人のケーキ。発酵バターの上澄みを用いて焼き上げ、上皮な風味や口溶け良さにも感動することでしょう。フランス南西部で醸造されるフルーティで香り高いアルマニャック、バランスのとれた深い味わいのフレンチブランデーの2種類から選べます。

  • マドレーヌ(バラ) ¥378(税込み)

    発酵バターをふんだんに使って、ふんわりしっとり焼き上げています。フランスのローズウォーターを加えたグラサージュで表面をコーティングし、サクッとした歯ごたえと、風味豊かな生地に優しく広がる上品なバラの香りにも満たされます。上部にトッピングしたドライフランボワーズの、美しい赤色と爽やかな酸味がアクセントです。

  • レーズンサンド 1個¥540(税込み)

    スペイン産マルコナ種のアーモンドプードルと発酵バターを惜しみなく使ったサブレは、さっくりとした軽い食感。ホロリと口中で溶けながら、アーモンドのコクと甘みがいっぱいに広がります。クリーミーな発酵バターのクリームとも相性が良く、ブレンドしたラム酒に漬けこんだ、ジューシーなレーズン2種類が醸し出す芳醇さも見事に融合します。

スタッフ紹介

オーナーシェフ
松下奈保さん

働くことになったきっかけ
松下さんのお母さまはお菓子作りが得意で、愛する家族や友人に食べてもらうのが大好き。東京やフランスまで学びに行くほど勉強熱心で、毎日のおやつも、選りすぐりのおいしい食材を使い、愛情を込めて手作りされていました。そんな母の姿とレシピが、松下さんの原点です。味覚という宝物ももらい受けました。
普段のライフスタイル
オフには、旅行に出かけて非日常の中で過ごしたり、美しいカトラリーの個展を鑑賞したり、ラグジュアリーさや本物に触れることで、五感を刺激して感性を高めているそう。菓子作りにもフィードバックしています。パリにも年に一度は足を運び、街の雰囲気に触れ、友人と会うことで、エネルギーをもらっています。
おすすめのお店
芦屋の「リビングオーガニックス」は、松下さんの友人が営む、オーガニックライフの経験と思いが詰まったお店です。コールドプレスジュースがお気に入りで、新鮮なオーガニック野菜をたっぷりと惜しみなく使って作っていて“本物”を感じさせるのだとか。疲れた時に飲むと、活力が湧き元気が出るそうです。

店舗情報

Maman et Fille(マモン・エ・フィーユ)

フランス語で「母と娘」の店名通り、個性あふれる焼菓子は、松下さんとお母さまが二人三脚で築き上げたものです。作り手の愛情とフランスのエスプリがしっかりきいて、大切に食べたいお菓子揃い。プレゼントや手土産でも喜ばれることうけあいです。梅田阪急や東京伊勢丹など、有名百貨店のバイヤーたちも認め、イベント出店することもあるそうです。

  • 住所
    神戸市東灘区御影2-34-20 グレイスリー御影1F
    TEL
    078-414-7657
    営業時間
    11:00~19:00
    駐車場
    1台
  • アクセス
    阪急電車御影駅より徒歩7分
    イートイン
    なし
    定休日
    火曜
    URL
    http://me-f.jp

※記載の内容はすべて取材当時(2017年12月)のものです。

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