神戸市兵庫区 PATISSERIE ET… ARUKUTORI(歩く鳥)
「飛ばなくてもいい。走らなくてもいい。だけど歩みを止めない」という想いを込めて名付けられた同店は、マイペースがモットー。独特の雰囲気が心地よい、チーズケーキが美味しいパティスリーです。三ノ宮から電車で4駅の穏やかな街の中にある、そこは、うっかり通り過ぎてしまいそうな、入口にも通りにも看板のない、隠れ家的なビルの一角です。扉の向こうには青い壁、レトロな家具、アンティーク調の照明で飾られたセンスある小さな空間。髭を蓄えた気さくなオーナーが出迎えてくれる、カジュアルと特別が調和する不思議なひとときを過ごせる場所です。
ヒストリー
2013年に店舗を持たない形でスタートした「PATISSERIE ET… ARUKUTORI」。神戸「ファーマーズマーケット」など週末のイベント出店でじわじわと評判を集め、数年で「BEAMS」など大手アパレルメーカーや、伊勢丹新宿店などの百貨店出展への切符をつかみました。着実に歩みを進め、2019年1月には満を持してオーナー赤松さんの地元である和田岬に実店舗をオープン。地元の若者から県外のスイーツラバーまで幅広い人々が日々、訪れています。
スタッフ紹介
オーナーパティシエ
赤松大輔さん
- 働くことになったきっかけ
- 22歳まではバーテンダーとして働いていた赤松さん。ふとしたきっかけで製菓学校に進学し、初めて触れた製菓の世界に一瞬のうちに魅了され、勉強に没頭するようになったそうです。在学中からアルバイトとして勤務していた「北野ホテル」で約2年半の修行を積んだあと、神戸のカフェやレストランでシェフやマネージャーとしての経験を経て、2013年に独立開業することになりました。
- 普段のライフスタイル
- 大のお酒好きだという赤松さんは、気心知れた近くの酒場で過ごすことが趣味。サラリーマンから芸術家まで様々な業種の人と知り合える社交の場としても重宝されているそうです。
- おすすめのお店
- 【カルチア食堂】
和田岬にある居酒屋。マスターとの親交が深く、多い時で週に5回は訪れるという常連の中の常連。「音楽を聴きながらラム酒をあおるのがたまらなく好き」なのだそうですが、最近は健康のためラム酒断ちを試みているそうです。
店舗情報
PATISSERIE ET… ARUKUTORI(歩く鳥)
ウィリアム・モリスの壁紙やクラシックな家具が配された落ち着きのある店内にはテーブルが1つと腰掛け椅子が2つ。スタンディングで楽しめる一枚板のカウンター席が4つ用意されています。必ずオーナーパティシエの赤松さんが話しかけてくれるざっくばらんな雰囲気と、緻密なバランスで仕上げられたスイーツとのギャップが、お店の独特さを醸し出します。「この絶妙なラインを崩したくないんですよね」と赤松さんご本人も大切にされている感覚で、その居心地の良さを求めて、たくさんのファンが訪れる、不思議な魅力があるお店です。
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- 住所
- 兵庫県神戸市兵庫区島上町2-2-21-201
- アクセス
- 地下鉄海岸線中央市場前駅から徒歩5分
- TEL
- 078-381-6163
- 定休日
- 日・月曜 ※祝日問わず
- 駐車場
- なし
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- 営業時間
- 13:00~18:30
- イートイン
- テーブル2席、スタンディング4席
- URL
- http://arukutori.com/
※記載の内容はすべて取材当時(2020年2月)のものです。