American Bake 青い蜂

神戸市中央区 American Bake 青い蜂

蜂のマークと、ブラックボードの立て看板だけが目印。細い裏路地にひっそりと佇む、小さなベイクショップ「青い蜂」。扉を開くと…アンティーク雑貨店のようなお洒落な空間。かつて美術館の喫茶店で使われていたという、レトロなショーケースに、焼き立てのビスケットやマフィン、クッキーなどの焼き菓子がずらりと並んでいます。たっぷりのバター、チョコレートチップ、みずみずしいブルーベリー、爽やかなクリームチーズ…。素材そのものの持ち味を大切にし、店主のチカさんが愛情を込め手作りする、素朴なアメリカンベイクの数々が、多くのベイクファンを惹きつけています。

ヒストリー

神戸・三ノ宮に「青い蜂」がオープンしたのは2018年8月。「いつかお店を持てたら…」という想いをぼんやりと抱きながらも、就職先の飲食店でキッチンに立つ日々を過ごしていたチカさんにある時、転機が訪れました。「こんな物件があるけどどう?」「お店すればいいじゃない」「美術館の喫茶店で使われていたショーケースがあるんだけど…」と、各方面から偶然のアクションが重なり、「これは神様からのメッセージだ」とすら思えたそうです。直感に背中を押され、ベイクショップを開くことを決意。当初は埃まみれ、窓ガラスにはヒビがあり、まるで廃屋のような場所だった部屋を「一から素敵な空間に」と考え、自身の手で壁を塗り、インテリアは趣味でコツコツと集めていた家具や小物を放出。店主の「好きなもの・ドキドキするもの」で溢れた幸せな空間に作り上げました。オープン早々から、ベイク好きやスイーツファンの評判を集め、地元メディアに数多く取り上げられる話題店に。現在は多数のファン・リピーターに愛されるお店となりました。

商品紹介

マフィンやビスケット、クッキー、パウンドケーキなどの焼きたてのアメリカンベイクが常時約20種、ずらりとショーケースやお皿に並んでいます。毎日少しずつラインナップが異なり、来るたびに違った発見があるのも楽しみの一つ。お目当てのお菓子がある場合は、インスタグラムをチェックするか、電話でお問い合わせを。

  • オレンジクリームチーズのマフィン ¥320(税別)

    しっとり優しいバターリッチな生地の中に、オレンジのリキュール、オレンジピール、そしてオレンジの果実がたっぷり。さらにレアチーズケーキ風のクリームチーズをひとかたまり仕込んだ、オレンジとクリームチーズの力強いハーモニーが楽しめるマフィンです。オレンジが醸し出す柑橘の美味しさと、クリームチーズの爽やかでクリーミーな食べ応えが際立つ、定番人気の一品。

  • ナッツとイチジクの大人のラムケーキ ¥380(税別)

    “大人のラムケーキ”の名にふさわしいラムたっぷりのケーキです。自家製ラム酒漬けのいちじくとレーズンに加え、生地そのものにもラム酒を惜しみなく使って仕上げられたこちら。お口の中で、じんわりとラム酒の芳醇な風味が広がります。くるみ、カシューナッツなどナッツがゴロゴロ入っていてザクザクの食感の楽しみも。アーモンドプードルを使用したしっとり、どっしりとした重めの生地なので、お酒のおともにチビチビといただくのもおすすめです。

  • レモンケーキ
    (パウンドケーキ) 1カット ¥350(税別)
    1本 ¥2450(税別)

    「青い蜂」で根強い人気を誇るロングセラー。レモン果汁、レモンゼストをたっぷりと生地に使っていることに加え、仕上げのアイシングにもレモンを潜ませ、ダイレクトにレモンの風味を届けます。バターと小麦粉の配合にこだわり、リッチで食べ応えのあるケーキに仕上げられています。バターのコクとレモンの鋭く豊かな酸味のバランスがクセになる逸品です。ちなみに、冷やすと生地が引き締まり、違った美味しさになるのだとか。

  • キャロットケーキ ¥380(税別) ※要冷蔵

    たっぷりのクリームチーズに、ちょこんと乗ったくるみが可愛らしいキャロットケーキ。しっかりとスパイスが効いた生地と、甘く仕上げたクリームとのバランスが絶妙。生地の中には千切りのニンジンがたっぷりと潜んでいます。それでいてニンジンの独特なクセが調和されているので、ニンジン嫌いからも“食べやすい”と好評です。

  • バターミルクとビスケット ¥250(税別)

    「とにかく発酵バターを鬼ほど使っています!」と、チカさんの語気も興奮気味になるほど、バター好きにはたまらないひと品。焼き上がっているオーブンの中を覗くと「じゅわーっ」と発酵バターが溢れ出すほどに、こってり贅沢なベイク。見た目はイングリッシュスコーンに似ていますが、アメリカではビスケットと呼ばれるもの。甘くない生地なので食事として楽しむこともできます。朝ごはん用に毎週まとめ買いする熱烈ファンもいるのだとか。

  • ハワイアンスコーン ¥280(税別)

    外はサクッと、中はしっとり。一口かじるとホロリとくずれる繊細な生地にたっぷりのフルーツをミックスした「ハワイアンスコーン」はハワイではおなじみのスイーツ。青い蜂では、黄金の組み合わせとも言える、ブルーベリー×クリームチーズを主役に。お砂糖のアイシングで仕上げた、やみつき間違いなしのおすすめベイクです。

スタッフ紹介

店主
チカさん

働くことになったきっかけ
近所のアメリカ人が教える英語教室で、たまたま振る舞ってもらったアメリカの郷土菓子を食べて、衝撃が走ったという小学生のチカさん。それからというもの「私も作りたい!」と奮起して、自宅でできる簡単なお菓子を作るようになったのが始まり。その頃のトキメキや楽しさが現在にも繋がる、原体験になっているそうです。
普段のライフスタイル
普段はお家の猫に癒され、食べ歩きでパワーをチャージしているというチカさん。焼き菓子に限らず、和食、フレンチ、アジアンフード、大盛りグルメ、フォトジェニックなスイーツ…などなど、ジャンルを問わずに何でも食べる事が大好きなのだそう。小籠包がおいしいと聞けばその噂のお店へ、キムチが食べたいと思って鶴橋に行ったり。東京へ出かければ、フードファイターのような気合で、評判のお店や気になるお店を、あちこちと食べ歩いてチェック!…とにかく“食”への熱い想いが止まらない日々なのだとか。
おすすめのお店
【神戸ハンバーグウエスト】
神戸市西区神出町にあるハンバーグ専門店。とにかくお肉がボリューミーで食べ応え抜群。「そろそろハンバーグウエストが食べたい…」と定期的に食べたくなるやみつきの美味しさで、いつも元気が出るのだそう。チカさんのお気に入りは「ポークハンバーグ」。

店舗情報

American Bake 青い蜂

お店には日々、ちょっとずつ顔ぶれが異なる焼き菓子が並びます。栗を丸ごと使ったケーキや、イチジクのマフィン、さくらんぼを使ったカスタードマフィン、いちごのマフィンなど、季節のフルーツを使った、その時々のラインナップを楽しませてくれます。また、オンラインショップ(https://minne.com/@bluebeebake)を利用することも可能。基本的には不定期での出品ですが、「レモンケーキ」は常時取り扱いがあるので、気になった方はまず、レモンケーキからゲットしてみてはいかが。店頭でも時間によっては売り切れになる場合もあるので、電話でのお取り置きをおすすめします。

※記載の内容はすべて取材当時(2021年1月)のものです。

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