1004(イチマルマルヨン)

神戸市西区 1004(イチマルマルヨン)

JR明石駅からバスに乗り継ぎ約15分。畑や住宅に囲まれた長閑な場所にある、真っ青な壁の一軒家。ここは2019年11月にオープンしたショートケーキ&クッキー専門店「1004」。近郊の農園で採れたフルーツを使ったこだわりのお菓子が楽しめる“わざわざ足を運びたい店”だと、スイーツファンの間で、早くも話題となったお店です。店内に入ると、吹き抜けの天井と、ライブ感あふれるオープンキッチンが設えられたアトリエのような空間が広がります。アンティーク調のインテリアで囲まれた大人の落ち着き感が漂う一方で、何十種類もある焼き菓子やジャムを気軽に試食することができたり、店主の河合稔明さんとの会話を楽しめたりとアットホームな雰囲気も併せ持つ、居心地の良い場所です。

ヒストリー

明石出身のフードクリエイター河合稔明さんが営む同店。神戸のパティスリー・レストランとホテルの製菓部門で20年以上の経験を重ねた後、友人とともに立ち上げたカフェを営むこと2年。「自分が生き生きできる場所を」という想いから“ショートケーキと焼き菓子の専門店”を作るアイデアが浮かんだそうです。マイペースに物づくりに打ち込める環境であり、ショートケーキに欠かせない“いちご”を仕入れる、信頼できる農家さんの近くに店を構えたいと考え、現在の場所に「1004」をオープンされました。店名の「1」には何ごとも初めの一歩は小さなことから始まり、その縁が少しずつ広がっていつしか「00=∞」無限大に広がり、「4」幸せへと繋がっていく、という意味が込められています。

商品紹介

コクがある「プレミアムショート」とさっぱり軽やかな「ショートケーキ」。生クリームの配合が異なる2種類のショートケーキが看板商品です。冬(12月ごろ)から春(5月ごろ)の期間は、おいCベリーを使ったショートケーキが登場。そのほかショーケースには6種類前後の生菓子が、カウンターには20種類以上の焼き菓子や惣菜クッキーが揃います。「縁(えん)を大切に」「品質を大切に」という想いから、基本的に、直接関わりのある農家から仕入れた素材を使うことや、旬の素材を多く取り入れていることから常にラインナップは変動。来るたびに新しい出会いを楽しめます。

  • ぶどうのプレミアムショート ¥630(税別)

    三木の「いわみ農園」・岡山の「江田農園」で丁寧に育てられたぶどうを丸ごと使用。コクがありつつも後味が軽やかな生クリームと、みずみずしくジューシーなぶどうのハーモニーがたまらない美味しさです。

  • イチヂクのショートケーキ ¥580(税別)

    小野市「5★6ファーム」で丁寧に育てられたイチジクが2層にサンドされ、さらにゴロンと大きな塊をトッピング。軽やかでキレのある生クリームがイチジクそのものの甘みを引き立てます。プチプチとしたイチジクの食感もアクセント。

  • レモンケーク(土曜日限定発売) 1本¥1,600(税別)

    アーモンドのリッチな風味あふれるパンドジェンヌ生地に、レモン果汁をたっぷり混ぜ込んだアイシングをコーティーング。アイシングを施す前にもほんの少し生地にレモンを塗り重ね、レモンの爽やかさが絶妙に香るように仕上げられています。生地の上品さとレモンの酸味のバランスが良く、クセになる味わいです。

  • くるみのサブレ ¥400(税別)

    沖縄のさとうきびから抽出した原科糖のみから作られた「本和香糖(ほんわかとう)」を使って、くるみの豊かな風味が引き立つクッキーに仕上げられています。香ばしさとほのかな甘みと、食感が楽しい一品。オープン当初から根強い人気を誇る定番商品です。

  • ブロックチョコ(ホワイト/ミルク/ルビー/モカ/焙煎玄米)全5種類 各3個入¥360(税別)

    ナッツやクランチ、ドライフルーツ、玄米パフなどをミックスしたチョコレート。“ザクザク”と小気味よい食感が楽しい人気シリーズです。ピスタチオとレーズン、クランベリーで仕上げる「ルビーチョコ」、ナッツ系のロースト加減を強めて香りを引き出した「ホワイトチョコ」、西区の焙煎所「FIST BUMP COFFEE ROASTERY」とコラボしたコーヒー豆のクラッシュをふんだんに使用した「モカ」など全5種を展開。

  • MJ(ミルクジャム) ¥800(税別)

    ホテルピエナ神戸「菓子sパトリー」での経験が長かった河合さんが、「1004」流のレシピで作ったミルクジャム。ミルクと砂糖でシンプルに仕上げられた、どこか安心感のある味わいに心が癒されます。そのほかプラムリーアップルのジャム、いちじくといちごのジャム、ピオーネのジャムなどフルーツジャム(各900円〜)も充実。煮詰め過ぎずに果実のフレッシュさが感じられるように仕上げられています。

スタッフ紹介

フードクリエイター
河合稔明さん

働くことになったきっかけ
高校卒業後すぐに、神戸のホテルレストランで働き始めるうちに「いつかは自分の店を持ちたい」という想いを抱くようになった河合さん。料理をするならデザートもしっかり作れるようにという意欲から、期間限定のつもりで製菓業界に飛び込んだ所、いつの間にかお菓子作りの魅力にのめり込んでいったそうです。「1004」をオープンする前に2年間営んでいたカフェで提供するメニューを手がける際に、独学で再び料理に向き合う期間があり、料理家としての視点は現在も大切にされているそうです。
普段のライフスタイル
お店が休みの時でも、常に無数のアイデアが浮かぶのでその計画を練ったり、新しいメニュー開発に明け暮れているという河合さん。お店でイベントを開催したり、“夜カフェ”をオープンさせたり、軒先にレモンやブルーベリーを植えたりと・・いろいろな構想が頭の中にあり、少しずつ実現していきたいと考えているそうです。
おすすめのお店
【「Chez Chilo(シェ シロ)」/「GALLO GARAGE(ギャロ・ガレージ)」 】
三宮で有名なバスク料理のお店「シェシロ」は、ワインと食事をカジュアルな雰囲気で楽しめるお店です。職人として尊敬するお気に入りのお店だそうです。もう1つのお勧めは「ギャロ・ガレージ」。オーナーと親交があり、こちらもよく訪れるお店。「とにかくセンスの塊」で、訪れるたび「自分の店も、もっと素敵にしよう」と刺激を受けるのだそうです。

店舗情報

1004(イチマルマルヨン)

今回紹介した商品の他にもマンゴーを使ったグラスデザートやレアチーズケーキ、ラムレーズンのムース、クロワッサン、ベーコンとお肉の脂を練り込んだサブレなど、多彩なスイーツやパン、惣菜クッキーがランダムに登場します。特に注目のスイーツはカップ型ムラングにたっぷりのフルーツを詰め込み、円錐型に仕上げた「1004オリジナル・ムラングシャンティー」。気まぐれに登場するので出会えた人はラッキー! また、小野市のカフェ「なずな食堂」での“カフェビュッフェ”や、西区「キャロファーム」での“スイーツ教室”などイベント出張も多数あり、その時・その場所でしか食べられないメニューに出会えることもあるので、興味のある方はこまめにSNSのチェックを。

  • 住所
    兵庫県神戸市西区丸塚1-14-22
    アクセス
    JR明石駅からバスで約15分、バス停「西区役所前」から徒歩8分
    第二神明道路玉津ICから車で5分
    TEL
    078-921-1004
    定休日
    不定休(毎月Instagramで告知)
    駐車場
    1台
  • 営業時間
    12:00~18:00
    (※2020年11月より平日17:00までに変更予定)
    イートイン
    準備中
    URL
    Instagram
    https://www.instagram.com/ichi00yon/
    Facebook
    https://www.facebook.com/ichimarumaruyon/

※記載の内容はすべて取材当時(2020年10月)のものです。

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